日ムシ-文置き場
2007/12/08 (Sat) 00:51:52
☆火計メンバーズ
泰「虞翻せんせー、おはよー」
虞「周泰」
泰「あのさ、なんか手紙とどいてたよ」
虞「手紙?何々…
“姫の火庭教師選抜大会!~必殺の炎、放つのはnowだ!~”」
泰「…は?」
虞「こっちが聞きたい」
泰「かていきょうしって…字が変だよ」
虞「差出人は…書いてないけど、このハンコは周瑜殿のだな」
泰「?ハンコって…手形じゃない」
虞「『周姫が私のために母印を押してくれたぞ!今日から私のハンコはこれに決めた!』
とか、娘さんがインクで遊んでたのを自分の仕事を手伝ったとか
相変わらずの思い込みの激しさ…妄想で、
そのままの勢いからこんなハンコができたらしい」
泰「…親ばか…」
虞「今に始まった事じゃないだろう」
泰「うん、てことはあれ…ね、この姫…ってのは、周姫ちゃんのことかな」
虞「じゃあ…この火庭教師ってのは?」
なにやら、不吉な足音が聞えてきた…
『火計のススメ』
瑜「虞翻―――!!!」
朝から面倒なやつ…周瑜がきた
後から、朱桓、陸遜、孫桓、張悌、全琮(女連れ)と、
伏兵のつもりが誰も気付いてくれずこそこそ髪を見え隠れさせる呂範が来た
さらにその後には、相変わらずの哀しげな眉で周姫がついてきている
虞「…何の用ですか」
瑜「何の用だとはご挨拶だなぁ、さては虞翻、朝に弱いのか?」
虞「いえ」
瑜「ならば何故遅刻する?!」
泰「ちこく?」
瑜「今その持っている手紙!読んだであろう!」
虞「一応」
瑜「ならば何故集合場所の“月のウサギさんが来る丘公園”に来ない!」
泰「…微妙に時期がずれたネーミングだから」
瑜「くー、まぁいい、来ないのが一人だったから、急遽場所を変更したんだ」
嫌な予感
瑜「さぁ皆、ここでやるぞー!」
朱・陸「「おー!」」
虞「おーじゃねぇよ、乗り気なの二人だし」
呂「ふははははは!!!二人ではない!私の存在に気付かぬとは…落ちたものだな!」
虞「人の庭に勝手に上がりこんで一体何をするつもりなんです」
呂「これは私とお前の決着をつけるための舞台!そう!名づけて…」
瑜「周姫がな、私の可愛い周姫がな、火計を上手に扱えなくて困っているんだ」
姫「お父様、だからこれはこうやってためる物なんです…」
泰「もう誰が喋ってるのかわけわかんないよ」
…中略
泰「略さないで」
虞「面倒だったからつい…」
陸「…つまりは、周姫さんのために火計を上手く使える奴を家庭教師ならぬ
火庭教師にしようと、そういうことです」
瑜「違う!私の可愛い戦場に咲く一輪のコスモスのような可憐に舞う小鳥のような
愛しく美しく愛しい周姫のために上手く火計を使える火庭教師を探す会だ!」
姫「… … …」
全「おや、どうしてそんなに哀しい顔をするんだい?頬が青いぞ?具合でも悪いのか…
よかったら私に話してみないか…さぁさ、私の部屋でゆっくりと…」
瑜・虞「「とりあえずお前がムカつく」」
黒コゲになる全琮
瑜「ということで、ここにいる8人で誰が1番ステキなカケイストか決めようじゃないか」
泰「かけいすと?」
悌「火計使いのことです」
泰「わ、いきなり喋らないでよ」
悌「出番が少ないもので」
瑜「そうだ!さぁ皆自慢の炎を見せてくれ!」
朱・陸「「おー!」」
虞「だから…」
枕元においてあった剣を反射的に手に取った
続