日ムシ-文置き場

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三国志大戦(呉)とかFE(リアネサ)とか諸々の文を置く非公式な場所、コメント歓迎、荒しさんはヤメテクダサイ。

FE暁:リアネサ16 哀羅イラ URL

2008/05/23 (Fri) 23:21:33

☆支援AでED後


雨が降り始めた

深い深い森の奥…
雨所か、昼間の太陽光さえも見えなかった
というのは、昔の話
森の殆どが20年前の火災により焼失
今ではかなり戻ったが夜でも明るいほどの木々の煌き
それに雨も気にならないほど豊かな葉はまだ再生していなかった

つまり、この3種類の鳥翼族が住む国は、雨に濡れている

テリウス大陸は今梅雨と呼ばれる季節の真っ只中
じめじめ、むしむし
カタツムリが元気よくお散歩していると何処からか不機嫌な声がする


『あめふりかえりみち』


「あーもう、また降って来やがった!」

しとしと雨の大人しさにそぐわない声
蒼い翼の“元”鴉王、ネサラは怒っていた

「あーったく、めんどーな仕事押し付けやがって、こちとら家庭があんだよ!
 家庭があるなら頑張って養わないと…だと…ああムカつくイライラするー!雨ー!」

いきなり怒鳴られた雨も吃驚である
毎年恒例のじめじめ&イライラだ
ネサラは家庭に仕事を持ち込むのが嫌なので
片付かない仕事が本当に嫌いだった
大嫌いな国王様直々の頭を沢山使う仕事は尚更
今日もまた時間通り仕事が終らず、雨にまで降られて踏んだり蹴ったり
ネサラは風上が明るいので、雨がやむまで少し待とうかと考えた

濡れて帰ると、あいつが怒るからな

以前雨に降り込められた時、しこたま濡れたまま帰って怒られた事を思い出して
ネサラは少し笑った
濡れて帰って、心配してくれるのが愛する妻だから

また怒られたらなんて言い訳しようかな
捨て犬に傘あげてきたからってのはこの前使ったし…

そんなことを考えながら空を見上げる
小さな影がこちらに向ってくるのをネサラは見た
どんどん近付いて、目の前に降り立った

「ねさら!おむかえ、きた!」

傘を差して太陽も顔負けの笑顔を向けてくる
彼女がネサラの嫁、リアーネだ

「また、かさわすれたでしょ」
「いや?忘れてないぞ」
「うそ!」
「忘れてない忘れてない、まぁいいやと思って置いて行ったんだ」
「もってってないならおなじ!」
「はは、まぁいいや、来てくれるなんて珍しいじゃないか、どういう風の吹き回しだ?」
「べつに、ねさらしんぱい…だけ」
「嬉しいね、じゃ、傘…」
「はい!」

傘からの水滴がいくつか彼女の頭の上に伸びる腕に乗っかった
一本だけ持っている傘を差し出してきたから、フリーズしたのだ

「おま…俺の分の傘は?」
「?これだよ」
「お前の分は?」
「これだよ?」

そうか、今までこんなことしたことないからわかんないのか
雨の日の迎えに行く時は傘を2本持っていくもんだって…
まだ世間知らずのお嬢様って呆れる気持ちと
そのミス(本人はミスと思っていない)がたまらなく可愛いと思うのとで
また少しネサラは笑った

「そうだな、ありがとうな、じゃ、一緒に帰るか」
「うん!」

傘を受け取り、さっきより少し高い位置に構えた
傘を持った右腕に捕まるようにリアーネが絡んで来る
大事な大事なお嬢様が濡れないように、大事に大事に帰路につく

さっきまでのイライラをすっかり忘れてる自分に気付いて
忘れさせてくれたリアーネがすぐ傍にいるのを見て
また少し、ネサラは笑った

                       終

かいせつ。 哀羅イラ URL

2008/05/23 (Fri) 23:25:22

ネサリア(ぁ
ネサラは結婚してからよく笑うようになればいいよ
リアーネたんは天然でミスしても気付かないのは勿論
ネサラはそのミスを指摘してくれないと思うよ
可愛いと思ってるから、それでいいって…
わぁ、すげぇBC(バカップルの略
ヨシュナタはその場で可愛い!ガバッ!
ってなるけど(ガバ?)ネサラ君は照れ屋さんだから☆

というわけで、BC(バカップルの略
なリアネサ…ネサリア!うん、ネサリアでした(看板に偽りあり

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