日ムシ-文置き場

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三国志大戦(呉)とかFE(リアネサ)とか諸々の文を置く非公式な場所、コメント歓迎、荒しさんはヤメテクダサイ。

FE暁:リアネサ18 哀羅イラ URL

2008/08/29 (Fri) 23:04:14

☆ED後、当然のように支援Aですけど何か



女神が空に帰った
世界中が平和になって、鳥翼族の連合王国が作られることになった
初代の王様はフェニキスの鷹王ティバーン
建国記念のお祭りが近々あるらしい

そんな誰にとっても忙しい時期の話


『最高のメロディ』


「ねさら!」

誰にとっても忙しい時期
そんなのお構いなしに白鷺の姫リアーネは
鴉王…もとい、元・鴉王ネサラのことが大好きだった

「おはなし、きいて?」
「今忙しいから後でな」
「うん!」

女神様との戦いが終ったら結婚しよう
二人はそんな約束を交わしていた
今までの事への罪滅ぼしのために日々激務をこなすネサラは
まだ正式に式こそ挙げていないものの
いつも隣にいてくれるリアーネのことが大好きだった
…無論、口に出す事は一切ないのだが
二人きりになると直接的な言葉こそないが、かなりいちゃついていた
どのくらいかって言うと…

「…で、なんだ?」
「あのね、こんど…おまつり、おうた、うたう」
「ああ、そのことか」
「それでね…なに、うたうか、きめてほしい…ねさらに」
「俺にか?なんでだ、ラフィエルたちが決めるんじゃないのか?」
「にさまたちと、いっしょ、うたって…あとで、そろぱーと、ある」
「ソロパートて…じゃ、そこで何を歌うかってことだな」
「うん」
「そうだな…じゃあ、アレがいいな、いつも歌ってたやつ」
「あれでいいの…?もっと、いろいろ、ある」
「いいんだ、アレが一番…お前らしい」
「…えへへ、ありがと…じゃ、ねさらのため…うたうね」
「ああ、頼んだ」

こんな位
ハタから見ればじんましんが出そうな会話も
弁えているのか単に照れなのか、人前では絶対に出てこない

そんなこんなで建国記念祭の日が来た
国王ティバーンの即位、元王達の話…白鷺達の国歌斉唱の後
リアーネは頼まれていたいつもの歌を歌った
国民皆が聞く中、ただ一人を想って

慌しかった国内で毎日毎日父親とともに歌っていた歌
誰もが建国中忙しく動いていた中、何処からか聞えてきた歌
毎日お疲れ様、とでも言うような優しく、包み込むようなその旋律
その歌声の癒しの洗礼を受けていたのは勿論ネサラもだった
どの歌よりもリアーネらしく、大好きだったその歌を聴きながら
ネサラは少し違和感を感じていた
最高の歌だけど、何か違うような気がして
他に…もっと心地いい響きを、自分は知っているような
ネサラはそんな事を考えていた

酒池肉林の宴が終って…いや、抜け出して二人は帰宅する事にした
酒癖の悪い鷹王に絡まれたらその日の内に帰れるわけがない

「ふあー、つかれたねー…」
「ああ、お疲れさん」
「…ね、ねさら…うた…どうだった?」
「どうって?良かったじゃないか」
「ううん…ちがうの」
「?何がだ」
「わかんない、でも…ねさら、なんかちがう」

ネサラの感じていた違和感をリアーネも感じ取ったらしい
そのことをお互いに確認するが、答えはやはり出なかった

「ううん…なんだろうね」
「さぁな、まぁいいだろそんなの…それより早く寝よう…
 明日は休みだから…どっか美味いもんでも食べに行こうか?」
「ほんとに?うれしい!」
「はは、そんなに嬉しいかよ」
「うん!だってねさら…いそがし…かった、から…ねさら、ひとりじめ…うれしい!」
「独り占めって…まいっか、明日はとことん付き合ってやるよ」
「うれしい!ねさら…だーいすき!」

…ネサラは、違和感の正体に気付いた
歌が悪いわけじゃない
ただもっと心地いい響きが存在した
本当に自分だけに向けられた…たった4文字の言葉が
深い深い歌詞を持った歌よりも、全国民の心を動かす旋律よりも

ずっとずっと愛おしくて…最高のメロディだったってことに

                       終

かいせつ。 哀羅イラ URL

2008/08/29 (Fri) 23:06:40

ひっさびさだぁ…
とにかくらぶらぶいちゃいちゃさせたかっただけ
どう?うざい?
なんかたまってた分が出たような…
まぁいいや、満足
リアーネたんは独占翼(誤変換)が強くていいと思います

てかこれもネサリアだな

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